ブリムストーン
2018-01-12


禺画像]
西部開拓時代の物語なのだろうか、おそらくそうだろう。小さな村で助産婦をしながら家族と暮らす若い女が主人公である。理由はわからないが彼女は言葉を発することが出来ない。手話を使って人と意思のやりとりをしている。やがて村に新しい牧師が現れる。これも理由はわからないが、女は牧師の姿に怯え、村から逃げようと夫に訴える。間も無く牧師は女の罪を罰するために地の果てから追いかけてきたということがわかって来る。
大きく四つのパートに分かれていて最初の三つのパートでは時間を遡る展開である。その中で女と牧師の過去の因縁が解き明かされる。とても残忍な描写が多く、罪深い悪行が繰り返されるので、見ていて気分が悪くなる人もいるだろう。最後の方であり得ないことが起こるが、なんの説明もなく、大げさな演出もなく、一瞬で経過してしまうので、場合によっては見過ごすことも考えられるほどだ。どこから来たどのような意志がはたらいたのか何も語られることはない。
BRIMStONE 題名の中の`T`の文字が十字架の形になっていて、わずかに信仰をにおわせているのか。
[映画]

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