「追憶」「光をくれた人」
2017-06-05


追憶

降旗康男監督といえば高倉健の映画、というイメージが私にはあります。

殺人事件を扱った土曜サスペンス劇場のようなメロドラマですが、映像の美しさは相当なものです。背景に見える雪山やら、桜の花やら、海辺の夕日やら、必要以上に綺麗に映っているので、立派な映画として見ごたえがある作品になっていると思いました。岡田准一は顔が濃いです。

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光をくれた人

全然違う話なのだが、真っ先に思い出したのが邦画の「八日目の蝉」だった。共通しているのは他人の子供を無断で連れてきて自分のものにするという点である。子供を産むことができなかった女性の苦悩が根底にある話なのだ。生理的な部分で男には想像できにくい領域であるように思います。

映画の始まりは戦争で心に傷を負った軍人が、孤独を求めて僻地の灯台守りになるというものであります。

私の中では人との繋がりを断って一人になりたいはずの男が簡単に女と結婚してしまうという展開に限りなく違和感を覚えずにはいられませんが。

海の風景と波の音が素晴らしく、人間ドラマよりもそちらの方が心の栄養になりました。

禺画像]


[映画]

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