2016-02-11


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船舶免許の講習を受けに大手前に行ってきた。午前9時から午後4時までのスケジュールであった。終わった時点で日没までにあと一時間少し残っていた。講習会のあるビルの背後には北外堀があり向こう側には大坂城天守閣が見えている。せっかくだから、見物に立ち寄ってみようという気持ちになった。
大阪の官公庁である府庁や大阪府警は堀の外側に建っていて、その位置関係は皇居に対しての国会議事堂や警視庁に相当するのかな。かつて橋下知事が府庁を湾岸地区に移転しようとして強い抵抗にあったと聞くが、既存勢力が立地にこだわる理由があったとするならば、大阪城の存在抜きには語れまい。
日本では城のある場所は歴史的にも、その地域の中枢であり、そう簡単に動かせない、と考える人たちがいてもそれほど不思議なことではない。
地下鉄天満橋駅周辺からのアクセスだったので、京橋口から極楽橋を渡って天守閣に向かった。豊臣秀吉が築城した大坂城は徳川によって跡形もなく破壊されているので、現在の石垣は江戸時代に造られたものらしい。極楽橋といえば豊臣期には天守や武家屋敷への玄関口だったと言われ、豪華絢爛な唐門があったらしい。現在の大坂城は天守以外には建物らしい建築物はほとんどなく、石垣ばかりが目立つ。
とは言え、徳川がおのれの権威を誇示するために再建した城には驚くような巨石を使った石垣があり、私が見た「肥後石」は、推定重量が120トンとされているらしい。
祝日だったので観光客が多く、天守閣入り口には行列が出来ていたので、中に入ることはしなかった。ここは昭和に建てられたもので、鉄筋コンクリート製だ。外国人が多くて中国語や韓国語が飛び交う。
[日記]

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